あまり食欲がないのであっさりとしたものが食いたくなり、冷凍庫を見ると中国産のスズキの冷凍フィレがあった(200グラム500円)。たまたま読んでいた丸元淑生センセーの本に、白身魚はポーチするに限るとのお説があったので、半分に切って試してみた。これ結構むつかしい。
ポーチド・フィッシュとは要は「湯がき」のこと。70°ぐらいのお湯で魚をゆっくり加熱する。温度が高すぎたり時間が長すぎたりすると魚がパサパサになるので難しい。丸元先生によると、適性加熱時間(y)は、魚の厚み(x)の関数であり、y=ax(二乗)であること。係数(a)はタラの仲間の場合 0.5 、鮭の場合 0.7 、ニシンやマグロの場合 1.4 となるとのこと(時間は分、厚みはセンチ)。スズキは書いてない。おまけにこのスズキは冷凍。困ったね。
電子レンジで冷凍スズキを適当に解凍し(二分ぐらい)、鍋にスズキを入れ、ひたひたになるぐらいに冷水を加え、適当にスパイスを入れ、レモン汁と胡椒を入れ、火を付ける。沸騰したら、丸元センセーの関数通りの時間弱火で煮て、時間が来たら火を止めて15分放置。
食ってみたらちょっとパサパサになっていたが立派なスズキ料理。すこし時間をかけすぎたが、魚の臭みがなくそれなりに旨かったですよ。加熱時間が適切であれば絶品であったと思う。これはとても奥が深い料理。再度挑戦することにして、おしまい。
付け合わせに新じゃがを皮をむかず電子レンジでチンして食う。これはちょっとガリガリしていた。加熱時間不足。修業修業。
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